部下を見ていないと育てられない

前回のブログで、
成長には「認知」の変化が
必要だと書きました。

 

『認知と成長』

認知と成長

 

見ているものが変われば、
選択肢が増えます。

 

その選択肢が増えれば
自分で考えて、
選択して行動するようになります。

 

行動の結果、上手くいったり、
上手くいかなかったり、
その結果から学びます。

 

これが成長です。

 

こう考えると、
見えているものを変えることが
成長のキッカケになります。

 

だとしたら、
見えるものを変えられれば、
育成のスピードを上げることができます。

 

前回紹介した漫画『アオアシ』では、
指導者である監督は、
主人公に新しい世界を
次から次へと見せていきます。

 

それによって、主人公は
驚異的なスピードで成長していきます。

 

正直、これは漫画なので、
実際には、これほど上手くいきませんが、
理屈としては、同じです。

 

ただ、新しい世界を見せ続ければ、
認知を変えて成長するなんてことは
ありません。

 

なぜか?というと、
人は見たいものしか見ないからです。

 

どんなに新しい世界を見せても
本人が見ようとしない限り、
見えるようになりません。

 

では、どうしたら、
本人が見ようとするのでしょうか?

 

それは、本人が、
今のままでは上手くいかない
と自覚することが必要です。

 

そういう意味で、
上手くいかなくて困り果てるまで
教える側としては、待つことしかできません。

 

本人が、今のままではダメだ!
と観念したタイミングで、
新しい世界を見せると、
それは見たいものなので、
見えるようになり、認知が変わります。

 

つまり、育成で大事なことは
「タイミング」です。

 

本人が得たいと思ったタイミングで
新しい世界を見せることが大事です。

 

そのためには、
相手を見ていることが必要です。

 

相手を見ていなければ、
本人が得たいと思っているか?
わからないからです。

 

これは指導する側は試されます。

 

指導する側は
どうしたらよいのか?分かっているので
それを教えたくなります。

 

しかし、教えてしまったら
言われた通りやるだけで、
成長はありません。

 

そうなると、
見ていられなくなります。

 

見たら教えたくなるからです。

 

教えないようにしようとしたら、
見ないのが一番です。

 

しかし、そうなると、
相手が欲しがっているタイミングを
見逃します。

 

だから、見て見ぬふりをしないと
いけないのです。

 

そして、本人が学びたいと思った時に
タイミングを見逃さずに指導する・・・

 

いずれにしても、
部下を見ていないと、
育ていることはできないのです。

 

「親」という字は
木の上に立って見ると書きます。

 

こんなことは、
昔からわかっていることなんでしょうね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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