なぜ、スピード感がないのか?

週刊プレイボーイ編集部が
画像生成AIで作成した
グラビアアイドルのデジタル写真集が
販売終了となりました。

 

AIの進化によって、
グラビアアイドルという
職業がなくなる可能性があるかも?
ということで、注目していました。

 

生成AIをめぐる著作権の問題や、
生身のアイドルや関係者の活躍の場を
奪ってしまう可能性を考慮して、
まだ、時期早々ということで、
写真集の販売終了を決めたそうです。

 

技術の進化に
人間がついていけてない感じがします。

 

技術の進化に対して、
人間は常に後手に回ります。

 

なぜなら、
新しく起こった問題に対応する
ルールがないからです。

 

ルールは自然と生まれません。

 

ルールは誰かが作るのです。

 

だから、物事の順番として
新たな問題が起きてから
ルールができるのです。

 

このルールを作る時に
大事なことは、
ルールによって、
何をしたいのか?
何をしたくないのか?
ということです。

 

今回の生成AIの話でいうと
変化を起こしたくないのであれば、
ルールで禁止すればいいんです。

 

でも、そういう話でもないと思うのです。

 

せっかくの技術ですから、
世の中の役に立つために活かす
ルールにする必要があります。

 

この時に、何が適切で
何が適切でないのか?
どのように判断したらよいのでしょうか?

 

これがいつもブログに書いている
トリプルループ思考です。

 

ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。

 

①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?

→ルールを守っているか?

 

②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?

→どんなルールにするか?

 

③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?

→ルールを作ったとして、
そのルールが適切だと
どのように判断しているのか?

 

言われたことを守るというのが、
シングルループです。

 

自分でルールを作ろうとするのが
ダブルループです。

 

しかし、ルールを作ろうにも
どのようなルールにしたらよいのか?は
答えがありません。

 

AI技術の進歩だけ考えれば、
グラビアアイドルという職業も
カメラマンという職業も
なくなるかもしれません。

 

それで本当にいいのか?
という問題は、
誰が決めたらいいんでしょうか?

 

今回、出版社だけでは、
それを決められないから、
販売終了にしたのだと思います。

 

物事が大きく変化する時は、
このトリプルループ的な思考が
必要になります。

 

そして、
トリプル―プ的な思考をするには、
そもそも、どんな未来を創りたいのか?
という「ビジョン」が必要になります。

 

これを決めるのが、
国でいえば、政治家の仕事であり、
会社であれば、経営者の仕事です。

 

つまり、組織のトップが
トリプルループ的な思考で
「ビジョン」を描かない限り、
物事は大きく変わらないのです。

 

よくスピード感がないと言われますが、
それは・・・

 

この「ビジョン」が決まっていないからです。

 

今回、出版社としてできることを
やったんでしょうけれども、
決めるべき人が決めないと、
それ以上、先には進めないいう
よい事例だと思います。

 

「ビジョン」を決めるって、
大事な仕事なんだとつくづく思います。

 

でも、決めるって、こわいですよね!

 

未来を変えてしまうのですから・・・

 

それは、それで分かる気がします。

 

今日も最後まで読んでいたき
ありがとうございます。

 

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