リーダーはやらないと育たない

ネットニュースを見ていたら、
石破首相が、講演会で、
こんなことを言っていたそうです。

新聞を読んだって誰も褒めてくれないし、
ネットを見たら本当に悲しくなるし、
寝る時間もほとんどないし

(総理大臣に)なってみて思うけど、
普通の閣僚の何倍もしんどい

身内の会合で
愚痴を笑いに変えたかったのだと
思いますが、

ニュースになってしまうと
コメント欄は、
これまた、愚痴りたくなるような
コメントで一杯です。

総理大臣の大変さは
想像していたのだと思いますが、
やはり、実際になってみないと
分からないものだと思います。

組織のコンサルティングをしていると
リーダーになれる人材がいない
という相談を受けます。

そこで、リーダーを育成しよう!
という話になるのですが、
リーダーを育てるのは無理だと
思っています。

なぜなら、リーダーというものは、
実際にリーダーにならないと、
リーダーというものが分からないからです。

石破首相が言っている通り
やってみて初めて分かるのです。

だから、リーダーを育てるなら、
まず、リーダーの立場に立ってもらって
やりながら学んでもらうことが必要だと
思っています。

そもそも、リーダーというのは、
できるかどうか別にして、
やると決めてやる人のことを言います。

つまり、リーダーにとって、
大事な仕事は決めることです。

決めるのは、いつも一人です。

みんなで決めるなんて言いますが、
みんなの意見を聞いたとしても
最後に決めるのは一人です。

決めた人には責任が伴います。

この責任の重さは、
決めた人でないと分かりません。

決めたことを批判するのは、
簡単です。

簡単に批判するのは、
決めたことがない人です。

決めたことがある人なら、
石破首相の気持ちは
分かるんじゃないか?
と思うのです。

決めるということは、
決める立場に立たないとまなべないのです。

だから、
リーダーを育てようとしたら、
まずはリーダーになってもらって
決めるという経験を積んでもらう
しかないのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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