やってみようと思える組織になっているか？

昨日は、チームビルディングの
勉強会でした。

月に１回のトレーニングの場です。

コーチングをやったり、
TOCのワークをやったり、
氷山モデルを書いてみたり
コンサルタントとして
必要なスキルを身に付ける場です。

昨日のプログラムは、公開コンサルでした。

仲間の前に立って、
誰か1人、クライアントになってもらって
公開でコンサルティングをします。

その後、
仲間からコンサルの戦略や
コンサルの中でした質問の意図について
質問をされたり、
師匠の石見さんから、
アドバイスをもらったりします。

自分のスキルアップになりますが、
自分のスキルをさらけ出すことに
なるので、正直、不安です。

上手くいけばいいですが、
上手くいかないと
仲間に恥をさらすことになります。

で、昨日のトレーニングで、
私は、コンサルタント役をやりました。

ここのところ、ブログに書いている
チームコーチングのスキルを使ってみよう
と思ったのです。

GROWモデルのコーチングをベースに
時間軸を意識しながら、
登場人物の氷山モデルをイメージして
コンサルティングをする・・・

結果は、散々でした。

全然、できない・・・

GROWモデルのコーチングもできず、
空中分解している感じで、
クライアント役の仲間の満足度も、
60点でした。

何が言いたいのか？というと
合宿で学んで、ブログで文字にして、
理解したつもりになっても、
実際にはできないということです。

いつもブログに書いていますが、
人ができるようになるには、
５つのステップがあります。

合宿で学んで、ブログにまとめて、
「知っている」状態になっても、
できるようになる（「している」）になるには、
「やってみる」「わかる」「できる」の
プロセスが必要です。

そういう意味で、
いきなりできるようになるわけが
ないのですが、
頭でわかっていていも、
できないと落ち込みます。

落ち込むのですが、
「やってみる」がない限り、
「わかる」ようにならないし、
「できる」ようにもなりません。

私自身、自己流のなんちゃって
コンサルタントになったのが40歳の頃で、
そこから10年間学んで、今、52歳です。

現役でコンサルタントでいられるもの
あと15年間あるかないか・・・

そう考えると、
落ち込んでいるなんて
言っている時間はないのです。

人前に立って、
公開でコンサルをしなければ、
自分の未熟さをさらけ出すこともないし
落ち込むこともないのかもしれません。

しかし、「やってみる」がない限り、
できるようになる（「している」）に
ならないのですから、
できないのは仕方がないのです。

これは、教える側として
わかっておく必要があることです。

できるようになってもらいたい
と思えば思うほど、やらせようとします。

やらせようとしても
本人に失敗する恐怖があると、
やろうとしません。

そこで、無理にやらせようとすると、
怒ったり、脅したり、無視したり、
外的コントロールを使ったりします。

しかし、それって、
本当に「やってみよう」と思えている
でしょうか？

人を育てる組織にしたいなら、
「できる」ようにする前に
「やってみよう」と思えるような組織に
なっていることが必要です。

そういう意味で、
チームビルダーが集まっているこの組織は、
人と人の違いがわかっていて
チャレンジを承認し、
フィードバックができる組織になっている
と思います。

そりゃ、人が育つわけです。

皆さんのいる組織は、
「やってみよう」と思えるような組織に
なっていますか？

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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