面談はやめたほうがいい

先日、お客様の役員の方から、
部署間の関係性が悪いので、
面談をしたほうがいいですか?
という相談をいただきました。

私は、今はやめたほうがいいと
答えました。

それはなぜか?というと、
それぞれの部署の話を聞いても、
関係性はよくならないからです。

関係性が悪いのは、
何が適切で何が適切でないか?が
明確になっていないからです。

そもそも、部署によって
優先順位が違うのは当たり前の話です。

それぞれの部署には、
それぞれの役割があり、
それぞれの思惑があります。

例えば、営業部は、
早く契約をまとめたいと考え、
管理部は、
契約内容や取引条件を
慎重に確認したいと考えます。

そのため、
部署同士が衝突するのは
自然なことです。

どちらが正しくて
どちらが間違っているわけでは
ありません。

この状態で面談をしても、
役員は、それぞれの部署に対して、
間違っているとは言えません。

そうなると、
それぞれの部署は、
役員から間違っているとは
言われなかったということで、
ますます、自部署の考え方に
自信を持つようになります。

こうなると、お互いが、
自部署の優先順位を譲らなくなり、
部署同士の関係性は、
さらに悪くなってしまいます。

大事なのは、
会社としての判断基準を
明確にしてから、
面談をすることです。

何が適切で何が適切でないか?は
各部署で決めることではありません。

会社全体として決めることです。

その基準が決まって、はじめて、
各部署の優先順位が適切かどうかが
決まるのです。

部署の中の問題であれば、
部長が決めればよいですが、
部署をまたぐ問題は、
部長同士では決められません。

部署の上に立つ
役員や社長が決めるしかないのです。

つまり、今回の相談でいえば、
面談をする前に、
役員自身が会社としての判断基準を
示す必要があるということです。

判断基準が示されていれば、
面談は、話を聞くだけの場ではなく、
会社の方針と
自部署の優先順位をすり合わせる場に
変わります。

そうなれば、
相手の部署が悪いという話ではなく、
会社の方針を実現するために
自部署は何ができるのか?という話に
なっていきます。

ここで大事なのは、
営業部と管理部が
仲良くする必要はない
ということです。

それぞれの部署が、
自分たちの考え方を持っているのは
当然のことです。

ただ、会社の方針に照らして、
今回はこちらを優先することになった
ということが理解できればよいのです。

たとえ納得していなくても、
理由が理解できていれば、
相手の部署を責めることは
なくなります。

だから、会社全体の判断基準が
決まらないうちは、
部署間の問題で面談をするのは
やめたほうがよいのです。

部署同士が責め合わないようにするのは、
話を聞くことではなく、
判断基準を示すことなのだと思うのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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