ビジョンは一晩寝かして作る

昨日は、私が所属する
チームビルディングのコミュニティー
＜チームジャイキリ＞

の「ビジョン」をメンバーに発表をしました。

その「ビジョン」とは・・・

＜チームジャイキリ2023年ビジョン＞

「自らの強みで自分と相手、
そしてチームの成果と成長にこだわる」

＜チームジャイキリ＞も
コンサルタントのコミュニティーとして
150人ぐらいの人数になってきました。

ちなみに、3年前に作ったビジョンは

＜チームジャイキリ2020年ビジョン＞

「ジャイキリメンバーが圧倒的成長と成果を出す」

３年前は、
メンバーも30人ぐらいでしたし、
影響力もそれほど大きくありませんでした。

だから、とにかく
一人ひとりが力をつけよう！ということで
この３年間をやってきました。

そして、3年後の今・・・

私でいうと、3000人を超える方に
メルマガを読んでいただき・・・

電子書籍も２冊出版し・・・

経営者の方に
チームビルディングを学んでいただく
経営塾を主催できるようになりました。

気付いたら、
掲げたビジョンが実現していました。

だからこそ、
ビジョンの刷新が必要だと思いました。

他のメンバーも同じように成長していて、
新しいビジョンの必要性を感じていました。

そこで、今回、
新たにビジョンを作り直すことにしました。

やはり、３年ごとに
ビジョンを見直す方がよいと思います。

というのは
人の想像力というのは、
3年が限界だと思うからです。

ビジョンの作り方は
いろいろあると思います。

チームビルダーが作る場合は、
メンバーがビジョンを出し合って
それらをまとめ上げることで、
全体のビジョンを作ります。

それなりに時間がかかります。

ですので、通常は合宿をします。

今回は、
コロナが問題になる前に
有志のメンバーが１０名程度集まって
山代温泉で１泊２日の合宿をしました。

集まったメンバーは
ビジョンを作ることを仕事にしている
チームビルダーのメンバーです。

このメンバーでビジョンを作れば、
あっという間にできるだろう！

残った時間は温泉に入って
のんびりしよう！

な～んて思っていました。

ところが、
出てくるビジョンがバラバラ・・・

とても、
まとまる感じがしませんでした！

組織のビジョンが機能するためには
組織のメンバーが「コミット」する
必要があります。

「コミット」という言葉も
分かるような分からないような言葉です。

分かりやすく言い換えると、
「よし！やろう！」と思える言葉です。

そもそも、
「よし！やろう！」と思える「ビジョン」
でないと機能しないのです。

当たり前の話です。

しかし、組織のメンバーに
「よし！やろう！」と言ってもらえる
ビジョンを作るのは難しいです。

なぜなら・・・・

人と人は違うからです。

Aさんがやりたいことと
Bさんがやりたいことは違います。

それなのに
50.人、100人となった場合に
「よし！やろう！」と言ってもらえる
ビジョンを作るのは、至難の業です。

かといって、
トップが「ビジョン」を作って、
メンバーに共感するように説得するのも
無理があります。

どうしたらよいのでしょうか？

それは・・・・

まとめようとしないことです。

まず、
メンバーの「ビジョン」を出してみる

次に、
その「ビジョン」を
お互いに共有してみる

別に仕事に限る必要がありません。

とにかく、
メンバーがお互いに
「どうなっていたらいいのか？」
を知るということです。

その上で、組織のビジョンを
あらためて、考えてみる・・・・

すると、
共通のビジョンが現れる・・・

・・・

そんなわけはありません。

そんなに簡単に共通のビジョンは
できません。

その日、5時間ぐらい話し合いましたが、
「よし！やろう！」というビジョンは
出てきませんでした。

そのあと、
メンバーで夕ご飯を食べて、

部屋に戻って、
部屋飲みしながら
真夜中まで話をしました。

別にビジョンに限った話でなく
子どもの時の話しや家族の話をしながら
とにかく、お互いのことを
知り合う時間を取りました。

次の朝、もう一度、集まって
「ビジョン」について話し合いました。

午前中で帰らなければなりません。

午前中でまとまらないと
「ビジョン」ができないまま
帰ることになります。

ほんとに形になるんだろうか？
という不安は正直ありました。

そこで、師匠の石見さんが、
あきらめずに作って帰ろう！と
決意をハッキリと表現しました。

これで、あきらめモードが
本気モードに変わりました。

言葉が次々と出てくるようになって
「よし！やろう！」というイメージが
湧いてきました。

最終的には、
一人ひとりではなく、
チームとして成果を出していこう！
ということで冒頭のビジョンができました。

＜チームジャイキリ2023年ビジョン＞

「自らの強みで自分と相手、
そしてチームの成果と成長にこだわる」

解散時間ギリギリ、
最後に間に合った感じです。

実は、お客様のところで、
「ビジョン」を作っても
同じようなことが起きます。

最後の最後でまとまる感じです。

これは不思議なんですが、
最後の最後に一体感が生まれるのです。

そもそも、
ビジョンを作ろう！と集まっているので、
何とかしようと思っています。

だから、
変にまとめようと思わずに、
まとめたいという気持ちにさせるのが
ポイントだと思います。

そのためには、
最後にまとまると信じることです。

ここで、無理にまとめると
まとまられた感じが残ります。

自分のビジョンではなく
他人のビジョンになります。

ここでも、
コントロールしないことが大切です。

コントロールしないので、
まとまるのだろうか？と不安になります。

その不安を手放して、
まとまるのを待つことが大事なんです。

そういう意味で、
「ビジョン」を作る場合は、
１泊2日の合宿で
それぞれのビジョンを一晩寝かすぐらいの
時間軸でちょうどいいのだと思います。

結局、
ビジョンを作りのプロが集まっても
時間軸の力を借りないと
「ビジョン」は作れないのですから・・・

今日も最後まで読んでいただき
ありがとございます。

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