複雑な問題を解決するには?

緊急事態宣言が
6月20日までに延期されて
しまいました。

 

オリンピック・パラリンピックを
開催するのであれば、
それまでに感染を抑えなければ
ならないので
仕方がないと思います。

 

こんなことを書くと
「それは間違っている!」
なんて言われてしまうかもしれません。

 

この1年以上続いている
コロナ禍の問題の難しさは・・・

 

「個別性」です。

 

「個別性」というのは、
「人と人は違う」ということです。

 

コロナ禍の中で、
過去最高益を出している
会社もあれば、
倒産してしまった
会社もあります。

 

コロナウイルスに感染して、
重症化して入院する方もいれば、
コロナウイルスに感染しても
症状が出ない方もいます。

 

ワクチンだって、
副作用が出る人もいれば、
何の問題もない人もいます。

 

同じコロナウイルスから
受ける影響が、
人によって違うのです。

 

変な話ですが、
致死率100%のウイルスなら
みんな、同じように怯えて、
緊急事態宣言が延長されても
誰も文句を言わないと思うのです。

 

しかし、実際は・・・

 

コロナは風邪だ!
と言う人がいる一方で、
亡くなる人もいれば、
重症化する人もいれば
後遺症に悩まされている人もいます。

 

だから、
自分がどう思おうと勝手ですが、
自分が思っていることを
他人に当てはめようとすると
衝突が起こります。

 

人によって違うのです。

 

これが複雑な問題です。

 

複雑な問題は、
どんなに処理能力の高い
コンピューターでも、
解決することができません。

 

オリンピック・パラリンピック
を開催するかどうか?の問題は、
コンピューターでは解決できません。

 

複雑な問題は、
人の「想い」によってのみ
解決することができます。

 

こうしたい!という「想い」

 

つまり「ビジョン」です。

 

「ビジョン」に共感して、
それぞれのこだわりを手放して、
相手の気持ちを考えて、
お互いに歩み寄ることで、
その問題を解決することができます。

 

複雑な問題を解決するには、
このやり方しかありません。

 

一生懸命に頑張っても
長時間労働をしても、
勢いでやっても解決しません。

 

自分と違う相手を
変えることはできません。

 

だから、
共感できる「ビジョン」が必要です。

 

残念なことに、
政府から、お願い(やること)だけで、
「ビジョン」(想い)が伝わってきません。

 

共感のしようがありません。

 

だから、完全に行き詰っています。

 

コロナ禍にかかわらず、
「個別性」は進んでいきます。

 

共感される「ビジョン」のない組織は、
必ず、行き詰ります。

 

ただ、この「ビジョン」の意味が
誤解されていることが多いように思います。

 

「ビジョン」というのは、
単なる「映像」です。

 

1時間後でも、1日後でも、1ヶ月後でも、
1年後でも、3年後でも、5年後でも、
イメージできれば「ビジョン」です。

 

その「ビジョン」が
自分にとって「いいね!」と思えれば
人は動きます。

 

今は、とにかく、
オリンピック・パラリンピックによって
感染が広がるイメージしかありません。

 

とても「いいね!」と思える
「ビジョン」が見えてきません。

 

共感できる「ビジョン」がない中で
協力なんてできないんですよね!

 

上手くいかない組織って
そんな感じなんですよね!

 

組織の専門家として、
そんな様子をずーっと見ていると、
気分が滅入ってくるんですよね!

 

チームビルディングが当たり前になる
世の中になって欲しいなぁ~
と心から思います。

 

そんな中で、私にできるのは、
こうやってブログを書き続けることだと
思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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