ソラ・アメ・カサで考える

前回のブログで
なぜ、持っている傘を忘れるのか?
という話を書きました。

 

傘で思い出した話があります。

 

それは・・・

 

「ソラ・アメ・カサ」で考えるという話です。

 

これはマッキンゼーの日本オフィスが
考えた思考のフレームワークです

 

・空(ソラ)を見ると曇ってきた【事実】

・雨(アメ)が降りそう【洞察】

・傘(カサ)を持っていこう【打ち手】

 

【事実】→【洞察】→【打ち手 】

 

この順番で考えると、
適切な打ち手を打てるようになる
という話です。

 

この順番を意識しないと
場当たり的な打ち手を打つことに
なります。

 

例えば・・・

 

売上が落ちてきたからチラシをまこう!
みたいな話です。

 

一見、よさそうな打ち手ですが、
本当にチラシをまくことで、
売上が回復するのでしょうか?

 

何が問題か?というと・・・

 

・売上が落ちてきた【事実】

・チラシをまこう!【打ち手】

 

となっていて、
【洞察】が抜けているのです。

 

「ソラ・アメ・カサ」のフレームワークで
考えた時に【洞察】は何でしょうか?

 

【事実】空(ソラ)を見ると曇ってきた
【洞察】雨(アメ)が降りそう
【打ち手】傘(カサ)を持っていこう
なので・・・

 

【事実】売上が落ちてきた からの
【洞察】は・・・

このままならどうなってしまうのか?

ということです。

 

ですから、【洞察】としては、

 

売上が落ちてきて、
このままなら、赤字になる

 

ということです。

 

だから、【打ち手】としては、
赤字を解消することをやる
ということです。

 

ですので、
「ソラ・アメ・カサ」で具体的に考えると

【事実】売上が下がってきた
【洞察】このままだと赤字になる
【打ち手】粗利の高い商品を売っていこう!

となります

 

そもそも、
粗利の高い商品を売っていこう!
と言ったところで、
自社に粗利の高い商品があるか?
分かりませんし、
粗利の高い商品が売れるとも限りません。

 

しかし、少なくても、
ここでの【打ち手】は
赤字を回避することであり、
【打ち手】として、
チラシをまくより、的外れではありません。

 

このように「ソラ・アメ・カサ」は、
部下に【打ち手】を考えさせる時も有効です。

 

だいたい、部下がトンチンカンなことを
言ってくる時というのは、
この【洞察】が適切でないことが多いです。

 

解決すべきテーマがズレていれば、
【打ち手】もズレます。

 

部下に【打ち手】を考えさせる時、
「ソラ・アメ・カサ」で考えさせて、
【洞察】について
どのように考えているのか?
質問するとよいと思います。

 

その【洞察】がズレていたら、
そこを修正してあげて、
もう一度、【打ち手】を考えてもらう
ということやると、
論理的にものを考えられるようになります。

 

部下が論理的考えられるように
「ソラ・アメ・カサ」で考える訓練を
することが大事だと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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