成果が上がる会議にするには?

前回のブログで
会議の形を決めるのは、
リーダーの大事な仕事だと書きました。

 

会議の形というのは、
会議の回数や参加者や時間など
会議の開催方法の問題です。

 

前回のブログでお話した
器と中身のうち、器の話です。

 

そもそも、器がないと
中身が盛れないという話をしました。

 

だから、まずは、
器を用意する必要があるのです。

 

つまり、会議をやると決める
ということです。

 

器を用意したら次は中身です。

 

今回は中身の話をしたい
と思います。

 

中身というのは、会議の進め方です。

 

会議の進め方では
「ファシリテーション」が必要です。

 

「ファシリテーション」は、
行き当たりばったりで
会議を進行するのではなく、
メンバーに腹落ちさせながら、
合意形成していくスキルです。

 

そんな話をすると、
話し合いの中身をコントロールする
ように思われるかもしれませんが、
コントロールするのは話の流れです。

 

合意形成できるように
話の流れをコントロールします。

 

そのために必要なことは、
「仕込み」と「さばき」です。

 

「仕込み」というのは、
会議で話す内容の整理です。

 

料理の仕込みと一緒です。

 

手早く調理できるように
材料の皮をむいたり、
下処理したり、
刻んだり、
湯通ししたり、
料理のための準備をします。

 

会議も同じです。

 

会議で話し合うテーマを集めるために
情報収集をしたり
事前に打ち合わせをしたりします。

 

そして、話し合いの中で
何が起こるのか?
どんな状態を目指すのか?
をイメージします。

 

そして、そのためには、
何をどんな順番で話し合ったら
よいのか?を考えます。

 

まさに「仕込み」です。

 

「仕込み」の精度が高ければ高いほど、
効果的な話し合いができます。

 

だから、会議の前には
時間をかけて準備をする必要が
あるのですが、
なかなか時間を取ることが難しいです。

 

しかし、これもまた器と一緒で、
やると決めてやるだけの話しです。

 

そして、「仕込み」ができたら、
次は、「さばき」です。

 

「さばき」というのは、
会議の中で意見を引き出したり、
話をさせたり、話をまとめたり、
会議を進めて行くスキルです。

 

限られた時間の中で、
対話を行い、合意形成して
次回までのアクションを決める
必要があります。

 

さらに、1年間、半年間という
スパンで見た時に
今回の会議がどのような意味を
持つのか?も考える必要があります。

 

1回や2回、会議が上手くいったところで
成果が上がらないと意味がないのです。

 

このように「仕込み」と「さばき」次第で
成果が上がる会議になるのです。

 

これが、コンサルタントとして
お客様の会議に関わる時に
私がしていることです。

 

そう考えると、
先日のジャニーズ事務所の記者会見

 

記者会見は会議ではないですが、
当然、「仕込み」をしていると思います。

 

指名(氏名?)NGリストも
いろいろ考えてのことだと思いますが、
記者会見の目的を理解していなかった
ように思います。

 

また、司会の「さばき」も
記者の知りたいことを引き出せず、
事務所側が社会に伝えたいことを
周知することもできませんでした。

 

このように考えると、
「仕込み」と「さばき」の重要性を
理解いただけるのではないか?
と思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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