種苗法改正案が継続審議になりました。
日本で開発された果物の苗木が
中国や韓国に持ち込まれ栽培され、
果物が安い値段で売られたり、
新たな品種改良をして、
自国で権利を取得されるなど
我が国に被害が出ています。
その一方で、
一部の農家からは、
「農作物の自由な栽培が妨げられる」
「資本力のある企業に種苗を独占される」
などの反対の声が上がっています。
芸能人もSNS上で反対の投稿をして
話題になりました。
ブログを書くにあたって
種苗法改正案について調べてみましたが
正直、よくわからないというか、
どちらも正しいような気がします。
簡単にいうと、
種の著作権を守るという話です。
何年もかけて開発した種の著作権が
みすみす海外に流れているのを
止めるため管理を強化すべきです。
実際に
「シャインマスカット」や「とちおとめ」は
韓国や中国で栽培されているそうです。
しかし、
種の著作権を管理しようとすると
国内の農家が気軽に種を利用できない
という問題と
栽培する農家の管理の負担が増える
という問題があります。
どちらの主張も一理あります。
反対か？賛成か？という
単純な話ではありません。
悪意のある人がいれば、
賛成、反対していることを
利用されかねません。
この状態で声を上げる難しいと思います。
実際に、ある女優さんが、
Twitterで反対意見をツイートしたことで
批判され炎上しました。
しかし、調べてみると
彼女はこんなツイートをしています。
賛成、反対だけでなく、
その間にある声も聞きながらベストを探っていく。
その時間が必要だと思うのです。
つまりは、もっと対話すべきだ！
と言っているのです。
私もその通りだと思います。
そういう意味で、
種苗法改正案が継続審議になったのは
時間はかかってしまいますが、
良いことだと思います。
（ちゃんと議論して欲しいですが・・・）
一国の政策が女優さんのTwitterで
継続審議になることはないと思いますが、
議論が足りないということに
なったのだと思います。
このように世論が動いたのは、
女優さんのTwitterによるところも
少なくないと思います。
現に、私も、それがキッカケで、
種子法について少しは調べてみました。
このようなことが起こるのは
「リーダーシップ」の力です。
ようやく書きたい話になってきました！
「リーダーシップ」とは何でしょうか？
「リーダーシップ」とは「影響力」です。
つまり、
女優さんがTwitterでつぶやくのと
私がブログを必死で書くのとでは
「影響力」が違います。
芸能人が政治に口を出すな！
という話があります。
それは、ある意味で正しいのです。
なぜなら「影響力」があるからです。
「影響力」のある人の話しは
正しいと思われがちです。
この女優さんもネットでは、
反対意見をツイートしたということに
なっています。
しかし、彼女が言いたかったのは、
先ほどもご紹介したように
賛成、反対だけでなく、
その間にある声も聞きながらベストを探っていく。
その時間が必要だと思うのです。
ということです。
つまり、「影響力」のある人の言葉は
危険なんです。
同じ人間だから好きなことを言っても良い！
それはその通りです。
でも、「影響力」は同じではないのです。
だから、「影響力」のある人は、
慎重に発言するべきなんです。
それは会社でも同じです。
会社でいえば、社長です。
社長は思ったことを言っても良いのですが、
「影響力」があることを自覚しないと
思わぬ誤解を受けることになります。
そもそも、社長が口にする言葉は、
考えていることの何百分の１でしか
ないと思います。
つまり、ほんの一部です。
それをそのまま信じることは
危険だと思うのです。
それなのに、
「俺の言ううことを聞け！」
なんてやっていると上手くいないと
思うんですよね！
「俺の言うことを疑え！」
ぐらいでちょうどよいと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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