昨日もブログに書きましたが
チームビルディングの
合宿に来ています。
年に2回、
チームビルディングを
学んだ者同士が集まって
実践的な学びをします。
今回、印象に残ったことは、
「組織開発」です。
チームビルディングを
学問的に言うと
「組織開発」になると思います。
お客様にとっては、
学問は関係ないと思いますが
やっている方にしてみると
結構、重要なんです。
これは、石見さんの教えでも
あるのですが、
コンサルティングをする時に
自分で考えた理論を使わない
ことが大切だと思うのです。
コンサルティングは
再現性がなければなりません。
自分で考えた理論は
思いつきです。
検証も論理的な根拠も
ありません。
それはあまりにも無責任です。
伝える側の責任として
自分勝手な理論や解釈を
極力排除すべきだと思います。
（厳密にやるのは難しいです）
だから、学問として
確立しているものを
使うべきだし、使うからには、
ちゃんと学ぶ必要があるのです。
で、今回の合宿の課題図書は
こちらです。
組織開発の基本
~組織を変革するための
基本的理論と実践法の体系的ガイド~
では、一体
組織開発とは、何でしょうか？
この本には、次のように書いてあります。
組織開発の仕事の本質は、
目的をもったシステム的な業務を
行うことで、
人々とビジネスのプログラムが
うまく機能するよう支援することです。
言い換えると、
組織開発の活動や
イニシアティブ（取り組み）は、
組織がゴールの達成に向けて、
様々な側面をアライメント
（整合性がとれている状態）
できるよう支援する、
意識的かつ計画的なプロセスです。
う～ん、１回読んだだけでは
よく分かりません。
まず最初の話は・・・
組織開発の仕事の本質は、
仕事がうまく回るようにすること
だと言っています。
次の話は、
組織開発は
整合性が取れている状態にすること
だと言っています。
最初の文章はよいとしても、
次の文章はちょっと難しいですね！
「整合性が取れている状態」って
どんな状態なのでしょうか？
それは・・・
言っていることと、
やっていることが
あらゆる面で
一致していることです。
当たり前のように感じるかも
しれませんが、
ほとんどの会社で不一致が
起きています。
社長が言っていること
と
社長がやっていること
社長が言っていること
と
社員がやっていること
会社がやろうとしていること
と
社員がやっていること
ほとんどの会社で一致することが
できていません。
ある会社では、
社員は宝ですと言っておきながら、
社員を解雇する・・・
また、ある会社では、
お客第一！と言っておきながら、
利益を優先して、
手順通りにつくらない・・・
なんてことが起きます。
良いことをしようと思ったら、
矛盾を解決しなければ
なりません。
例えば・・・
会社を大きくしようと思ったら
人を育てなければならない。
人を育てようとすると、
時間もお金もかかる・・・
人にお金をかけると、
利益が減る・・・
利益が減ると
会社を大きくするための
他の経費がかけられなくなる・・・
つまり、
ルービックキューブの６面を
そろえるような作業です。
赤い面だけがそろっても、
青い面がそろっていない・・・
青い面をそろえようとすると
赤い面がくずれる・・・
なんとか、
青い面と赤い面がそろったと
思っても、
黄色い面も白い面もそろっていない・・・
一面一面そろえていても、
いつまでたってそろいません。
そろえるためは、
それぞれの面が不完全ながらも
一気にそろえていくことが必要です。
一つ一つを別々に作るのではなく
同時に整合性を取りながら作る・・・
それが「組織開発」です。
で、このために必要なのは、
「なぜそろわないのか？」
ではなく、
「どうしたらそろうのか？」
という考え方です。
「なぜそろわないのか？」
という見方をすると
一面しかそろいません。
「どうしたらそろうのか？」
という見方をするから
全ての面をイメージできます。
「組織開発」ってそんな話です。
う～ん、上手くまとまらないですね！
長くなったので、今日はこの辺で！
また、別の機会にチャレンジします。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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