なぜ、「Go Toトラベル」が誤解されるのか？

「Go Toトラベル」への
批判が高まっています。

今の時期ではないでしょう！
という意見もありますが、
観光産業で打撃を受けている
地域にしてみれば、
死活問題だと思います。

政府のバタバタを
批判する声もありますが、
こんなに感染が増えると想定して
いなかったのですから、
変更するのは仕方がないと思います。

むしろ、
柔軟に対応したほうだ
と思います。

都民が外されたことで、
都民が損をした！みたいな
意見もあります。

しかし、これは、
国民へのサービスではなくて
観光産業に対する支援策です。

少しでも観光客が増やすことで
その地域が活性化されることで
経済を動かしていこう
という目的です。

感染者が増えていて
感染のリスクが高い地域にいる人が
外されるというのは仕方がない
ことだと思います。

もし、
批判できるとするならば、
それは都民が外されたことによって
観光客が減ってしまった
観光産業の方々です。

本来の目的と違うところで
批判が起きる・・・

こういうことって
職場でも起こっています。

業務改善のための
システムを入れ替えようとして
現状のヒヤリングをしようとしても
協力してくれない。

評価が曖昧だ！という
社員の不満を解消するために
評価制度を作り直そうとしても
協力してくれない。

目的が伝わっていないから
思わぬところから反発を受けます。

今回も・・・

感染拡大の責任は誰が取るのか？
という意見もあります。

では・・・

観光産業が衰退する責任は
誰が取るのでしょうか？

そう考えると、
感染対策をしっかりして、
旅行していただくしかないのです。

批判があるとすれば、
感染対策をしないで旅行した人に
向けられるべきです。

感染させない自信がないなら、
旅行に行くべきではありません。

来られる方も迷惑です。

ただ、ある程度対策をして、
感染したら、仕方がないと
割り切るしかないと思うのです。

そういう話なんだと思います。

それがいつの間にか
単なる”旅行クーポン”になって
しまってしまいました。

どうして、
こんなことが起きるのでしょうか？

結局・・・

「ビジョン」が
伝わっていないからです。

このままだと
日本の観光産業がつぶれてしまう！

 

それを救うために
感染対策など不自由な旅に
なるかもしれませんが、
協力してください！

 

日本の観光産業を救おう！

そういう「ビジョン」だったと
思うのです。

その「ビジョン」を達成するために
「Go Toトラベル」という
キャンペーンが立ち上がりました。

しかし・・・

「Go Toトラベル」をやる時に
各社はわが社を使って欲しいので
一生懸命、PRをします。

PRする時は、
「ビジョン」を伝えるより、
いかに使ってもらうのか？を
伝えることが目的になります。

利用者のメリットを強調します。

すると・・・

日本の観光産業を救うために
始まったプロジェクトが、
いつもの間にか、
単なる”旅行クーポン”になる・・・

観光産業を活性化する目的のために
「Go Toトラベル」を活用する
という目標があったのに・・・

いつの間にか、
「Go Toトラベル」を活用することが
目的になる・・・

つまり、
目標が目的になってしまった
という話です。

「ビジョン」を見失うと
こういうことが起こります。

自分のところのことだけ考えると
「ビジョン」が見えなくなります。

だから、
「ビジョン」を確認することが
大事なのです。

しかし、これもまた、
目的も分からずに
「ビジョン」の唱和だけをしても、
全く意味がありません。

そういう意味で、
「ビジョン」について
学習することが大事です。

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今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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