聞く耳を持たない人への伝え方

京都アニメーションに放火し、
36人の命を奪った青葉真司被告の
裁判が9回目を迎えています。

 

これまでの裁判で、
青葉被告は
自分の小説が京アニに盗まれた
と主張しており、
反省する様子を見せていません。

 

また、
盗作に関わっていない社員を
巻き込んだことについては、

『盗作を知らなかった』のは
知る努力を怠っていたのであり
全員が同罪だ

と主張していました。

 

知ろうとしなかったのは罪だというのです。

 

全く、相手の話に聞く耳を持っていません。

 

この主張に対して、
ある裁判員が青葉被告に対して
次のようなやり取りをしたことが
ネットの記事なっていました。

 

裁判員:
京アニの従業員の方々は、
各部署で専門が違っていて、
違う部署だと内容を知らない方も
たくさんいたと思うが、
そのことは、青葉被告自身は
知ろうとはしなかったのか?

 

青葉被告:
知ろうとしなかった部分はあります。

 

裁判員:
青葉被告が知ろうとしなかったことは
罪にはならないのか?

 

青葉被告:
至らない部分で、
努力が必要な部分だと思います

 

ようやく、青葉被告が
非を認めた発言をしました。

 

これがフィードバックの技術です。

 

自分が口にした言葉と
自分がしている行為のギャップを
明らかにすることで
本人の気づきを引き出しました。。

 

自分が口にした言葉には
逆らえません。

 

フィードバックの原則は、
相手のありのままを返すということです。

 

だから、フィードバックに大事なことは、
まず、相手の話しを聞くということです。

 

相手の話しを聞いて
相手が言っていることと
やっているのことのギャップが
明らかになった瞬間に
そのギャップを相手に伝えます。

 

すると、
相手は受け入れざるを得ません。

 

その時に大事ことは・・・

 

相手を必要以上に追い込めないことです。

 

追い込めると開き直ります。

 

開き直ったら、気づきが生まれません。

 

追い詰められたり、
相手から指摘されると
感情的になって、言い返してきたり、
屁理屈をこねて受け止めようとしません。

 

だから、フィードバックをしたら、
必要以上に追い込めないことが
ポイントです。

 

やりこめたい気持ちは分かります。

 

しかし、そこで止めておくのが
ポイントです。

 

とは言え、今回の事件について言えば、
どんなにフィードバックをして、
本人に気づきがあったところで、
尊い36人の命は戻って来ません。

 

無力感しかありません。

 

本当に人の命を奪うのは、
罪深いことだと思います。

 

人の可能性を信じるのが、
ロボット人事のバリューですが、
さすがに難しいと感じます。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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