すっきりしないまま進める組織が生き残る

先日、NHKスペシャル
「インサイド・トヨタ」を見ました。

「カローラ」の次世代モデル
開発プロジェクトに密着取材した
番組でした。

中国の自動車メーカーBYDは
2年というスピードで
モデルチェンジを行っています。

そのスピードに対応するには、
今まで通りのやり方では通用しません。

従来は、車の土台となる
プラットフォームを開発し、
それが完成してから、
アッパー(上物)を開発して、
最後に両方を合わせて
車を完成させていました。

それを今回は、
プラットフォームとアッパーを
同時に開発しようとしています。

そうなると、
プラットフォームが固まる前に
アッパーを決めなければなりません。

アッパーを決めてしまうと、
プラットフォームのやり直しはできません。

それは博打みたいなものです。

製造現場は
「時間が欲しい!」と言います。

しかし、時間をかけていると、
世界的な競争には勝てない・・・

どうするのか?と言っても、
答えが出ず、
重苦しい雰囲気になる・・・

そんな開発現場の会議での
生々しいやり取りが公開されていました。

その後、場面は変わり、
開発を進めるか?を判断する
最終会議で豊田章男会長が
こんなことを言っていました。

何を進めて、何をやめるのか
誰がいつ決めてくれるかだね!

それをボトムアップで決めるのは無理!

リスクはそれなりの上位が取ることが
僕は必要だと思います。

本当にその通りで、
無理難題を言うだけでは無責任です。

上が責任を取ると腹をくくるからこそ、
現場はリスクを恐れずに、
やるべきことに集中できます。

その代わり、現場は現場で、
もうこれ以上絞り出しても
どうしようもないというところまでは、
やる必要があるのです。

正解がある時代なら、
そんなことをする必要はありません。

上は決めたことをやらせるだけ、
現場はそれをやるだけでよかったのです。

しかし、今は誰も
正解を持っていない時代です。

やりながら正解を出すしかありません。

だから、常に、
これでいいのか?と思いながら、
達成感も納得感もないまま
進めることになります。

結局、モヤモヤするのですが、
それが誰も正解を持っていない中で
進めていくやり方なのです。

そのモヤモヤに耐えて前に進むには、
推進力というか馬力が要ります。

その馬力を生むのが「対話」です。

どうして、上は、
そんなに無茶を言うのか?

どうして、現場は、
できないと言うのか?

お互いを理解したうえで、
どうしていくかを決める。

規模の大小はありますが、
どんな組織でも同じです。

正論をぶつけ合うのではなく、
すっきりしなくても、
対話を重ねて前に進める組織が
生き残っていくのだと思います。

トヨタという会社も、
すっきりしないまま対話を続けることを
ずっとやってきたのだと思います。

そんな対話ができる組織を作るのが
チームビルディングです。

あらためて、これからの時代、
チームビルディングが必要になるのだと
思いました。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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