コンサルしづらい社長とは？

GoToトラベルの
全国一斉停止の発表直後に
菅首相がステーキ屋さんで
会食をしたことが
物議を醸しています。

政府の分科会は
感染リスクが高まるので
5人以上の会食を控えるよう
呼びかけています。

ちなみに、
この会食は8人だったそうです。

感染防止を呼び掛けた直後に
自ら、それは破っては、
トップとして示しがつきません。

国会でも、野党の追及に
西村経済再生大臣も

一律に5人以上はダメだということを
申し上げているわけではございません。

何かそうした強制力があるわけでも
ありませんし、

こうした感染リスクが高いということを
頭に置いて対応していただければ
と考えるところです

と苦し紛れの答弁をしていました。

いやいや、5人以上ダメ！って
言っていたじゃない！

菅首長も、せっかく、
GOTOで思い切った判断をしたのに
これでは台無しです。

リーダーとして
作った流れを自ら壊してしまっては
誰もついてきてくれなくなります。

それこそ、「本気」でないことが
伝わってしまいます。

リーダーとして
もうちょっと上手くやる必要が
あると思うのですが・・・

実は、これ、
コンサルティングをしても
よくある話なんです・・・

組織を変えていくに際して
ルールを徹底しよう！ということに
なっているのに、
社長が真っ先にルールを破る
みたいな・・・

マジか！って感じです。

これ、やりづらいんですよね！

社員さんから
「社長は例外なんですか！」
なんて言われてしまうと、
正直、フォローができません。

分からなくもないんです。

そもそも、
ルールを作る人は
守ろうなんて思っていません。

現実に合わなければ、
新しいルールを
変えればいいじゃないか！
ぐらいにしか思っていません。

たしかに、
ルールを守るのは、
目的ではなくて手段です。

目指している成果が上がれば
ルールなんてなくてもいいんです。

しかし、
チームで動く場合は、
決めたことを守らないと
リーダーとして信頼を失います。

それでも、厄介なことに
ほとんどの社長さんは優秀なので、
ルールを守らなくても
成果を上げちゃうんですよね！

結果、社長は、
どうだ！すごいだろう！
ルールなんていらなんだ！
となる・・・

そうなると、
コンサルタントしては、
本当に、やりづらい！

でも、結局、
それで成果を上げられるのは
社長一人なんです。

一人で成果を上げるやり方と
チームで成果を上げるやり方は
違います。

チームで成果を上げるやり方を
身に付けるという依頼をいただいて
いるはずなんですが、
まだ、始められないか・・・
という感じです。

会社を維持していくためには
成果を上げることも大事なので、
一人で成果を上げてもよいと思います。

しかし、
そのやり方を変えない限り、
いつまで経っても、
チームで成果を上げられるようには
ならないということは
お伝えをしています。

成果を上げられる社長さんは
もともと優秀なので、
そこに気付けば、
どんどん変わっていくのですが・・・

そういう意味では、
コンサルしづらい社長さんは
伸びしろしかありません。

ただ、そこに気付いてもらうまでが、
まーまー大変なんですよね！

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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